9月15日の例大祭にて、10時半あたりに本殿にて奉納。
また、9日と10日の日中にも、神楽殿にて幾度かにわたり奉納。
巫女は崇敬者の中から募り選ばれ、厳しい稽古を経て晴れの日に望みます。
「天地の神にぞ祈る朝凪の海のごとくに波たたぬ世を」
浦安の舞は昭和8年の昭和天皇御製をもとに、昭和15年、皇紀2600年を奉祝して時の宮内省楽長である多忠朝氏により作曲振付されました。昭和15年11月10日午前10時に全国の神社で一斉に奉納されてより、今日でも多くの神社で盛んに舞われている神前神楽です。
浦安とは心やすらかという意味で、古く我が国が浦安の国とも呼ばれたのは風土が美しく平和な国であったからです。この舞は、神舞姫が扇と鈴とを手に舞うもので、前半の扇舞は祝いの象徴である檜扇の要を中心に、豊かに開けゆく中心帰一の世界を表現しています。後半の鈴舞は、三種の神器を象った鈴を手に舞い、その清らかな音色が万物を浄め、美しい響きが神と人との心のふれあい、喜びを表しています。
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